漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
40代のパートタイム勤務の女性。仕事は立ち仕事で足先がひえるとの事で相談に来店。
舌の状況を確認したところ舌色(舌質)が薄いピンク色で歯痕があり、白い苔がある状態でした。
まず良い血を増やしながら血の巡りを良くする漢方の甘いシロップ剤に加え、年齢的にホルモンバランスの変動も考慮して補腎薬を追加し3か月程度様子を見る事に。
また食養生も改善効果を高める為に大切なのでお伝えした。
服用3か月経過したところ手足の冷えも随分と温かく感じる様になり、舌の状態は赤味が以前より出てきた。頭痛時、痛み止めの服用回数も減ったが、生理前の頭痛は改善していなかった。
そのため漢方の「血の道症」に良いものを追加し様子をみてもらった。
この「血の道症」の漢方薬は小さいお子様からも服用出来、風邪の引き始めにお茶で服用すると更に効果的で、また気の巡りを良くする作用もあります。
特に首から上の諸症状に効果的なので、服用を始めたところ生理前の頭痛がうその様に楽になったと感謝された。
長期服用による副作用も少ない処方でもあり、本人も気に入っているため服用を続けている。
漢方の考えでは頭痛は肝(自律神経)と関係があり、肝は血が不足すると働きが悪くなる傾向があります。そのため血を増やす事で肝(自律神経)の働きを高める事と「血の道症」の漢方を一緒に使う事で効果が高まったと思われる。
漢方の肝の働きは全身の気の巡りをコントロールし、体の必要な部位へ血を分配する働きです。
血が不足したり血の巡りが悪いと同じ部位が痛んだりします。その状況を改善すると痛みも改善していきます。
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